Hungarian Dance Nr.5(g-moll);Allegro-Vivace
(ハンガリー舞曲第5番ト短調)
2003年記念祭公演
&
2004年度中央音楽会
作曲 Johanes Brahms(Martin Schmeling編曲)
作曲時期 1869年(発表)
初演
所要時間 2:16
1982年 / クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の録音
編成
Fl Picc Ob Cl Fg Hr Tp Cor Tb Tub Timp 打楽器
3 × 2 2 2 4 2 × 3 × 2(1人) 5 トライアングル シンバル
'・*:★独断と偏見に満ちた雑文的楽曲解説★:*・'
ンガリー舞曲と聴いておそらく多くの人が真っ先に思い浮かぶ旋律はこれではないだろうか。それほど浸透しているハンガリー舞曲である。なぜそこまで有名なのか、おそらく「裂けるチーズ」のCMだろう。新入生歓迎のオリエンテーションでもこのハンガリー舞曲第5番を奏するときは「さけるチーズでおなじみの〜」と説明していた。

短調・4分の2拍子・Allegroの主部とト長調・4分の2拍子・Vivaceの中間部を持つ3部形式の楽曲である。主部こそがそのさけるチーズでおなじみの部分である。実にハンガリー舞曲らしい軽快で興奮する主題である。が、最も魅力的なのは中間部である。これまたテンポの変化が激しい。溜める、ひたすら溜める、そして開放。この快楽的な抑揚こそハンガリー舞曲の醍醐味であろう。

MIDI(ハンガリー舞曲第5番ト短調)

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