●ミッチーのラコステ●

[NPO用語大辞典][NPO人名大辞典]

○第6回 西高管弦楽部は素晴らしい

命題「西高管弦楽部は素晴らしい」を論理的に証明せよ。

[証明]
与えられた命題に対し、xy座標平面上に3つの円、(1)・(2)・(3)を考える。
 x2 + y2 = 16 …(1)
 (x-7)2 + (y-6)2 = 4 …(2)
 (x+7)2 + (y-6)2 = 4 …(3)
(1)・(2)の円の中心、(1)・(3)の円の中心を結び、その線分をOA、OBとする。
するとこの図形は「水分子H2Oを表さむ」(←五・七・五/「む」は推量)と言うことができる。

ファンデルワールス力 0.1〜10
水素結合の強さ 10〜40
エネルギー値 [kJ/mol]
氷では水分子がたがいに水素結合により四面体構造になる。このため、水から氷になると体積が増す。
この水素結合の強さはもう1つの分子間力であるファンデルワールス力の10倍程度である。
ファンデルワールス力を解明したオランダの物理学者ファン・デル・ワールスは1910年にノーベル賞を受賞している。
ノーベルはダイナマイトの発明で有名であるが、火薬を使ったもので日本で有名なものは花火である。右の構造のような「三尺玉」や「五尺玉」といった花火が近年減少していく傾向にある(tend to)ことは残念でならない。
また、ここで使われる「尺」という単位は日本がメートル法を批准する以前に使われていた単位で1尺は約30.3cmである。尺貫法は現在でも大工などの間で使われ、日本の楽器「尺八」もその長さが一尺八寸だったことからその名前が定められたとされている。
しかしながら「尺八」は竹でできているにも関わらず、木管楽器の一種である。
さらに筆者は、高校に入るまで、木管楽器であるフルートを金管楽器だと勘違いしていた。なぜなら、フルートは各原子の価電子が共有結合のように特定の電子の間で共有されているのではなく、各原子が価電子を出し、これらの価電子がすべての原子によって共有されている結合によってできる物質、すなわち金属からできているものが主だからである。
この金属の特徴としては、表面にある自由電子が光をほぼ100%反射することによってできる金属光沢、自由電子があるため、電気・熱をよく導く性質、展性・延性などがある。
一方、この電子がすべての原子によって共有されている様子は、西高管弦楽部において学校楽器が部員に共有されている様子と同値であると言える。
ゆえに西高管弦楽部は、光沢、すなわちその素晴らしい輝きをもち、電気・熱をよく導く、すなわち感電したかと思い違えるほどの感動、それを生み出す部員の暑いほどのやる気と部員全員にとどまらず聴衆にまで浸透させることができ、さらにまるで何かにたたかれるような危機的状況におかれたときにも部員同士の意志疎通はとぎれることはなく、かつ、その力に逆らうことなく物事を解決していける柔軟性に富んだ、素晴らしい部活であることが言える。(なお、西高でなくとも学校楽器を用いる点は指摘してはならない。)
[証明終]

2001/08/02(thu) 文責:もっさん

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